まず結論から
- 東大阪市内の墓の改葬許可は、本庁舎8階の斎場管理課に申請し、手数料は無料です。郵送でも出せ、許可証は受付後1週間以内に申請者の住所へ送られます。
- 申請先は、住まいの市ではなく、遺骨がいま納まっている市町村です。東大阪市に住んでいても、墓が市の外ならその市町村に申請します。
- 出すのは改葬許可申請書と、墓地・納骨堂の管理者の証明書です。管理者に申請書へ記入してもらえば、証明書の添付は要りません。
- 市営墓地の墓は、斎場管理課に墓地返還書も出し、自分の負担で更地に戻します。使用者が亡くなっていれば、戸籍などで死亡と相続関係を示します。
- 撤去の工事は、複数の石材店から見積もりを取って比べます。見積もりを出す単位は、店によって違います。
改葬許可はどこに出す?東大阪市内の墓なら斎場管理課へ
墓じまいで役所に出すのは、遺骨を別の墓へ移すための「改葬許可」の申請です。許可するのは、遺骨が今ある地の市町村長です。東大阪市の案内も、申請窓口は遺骨が今埋葬されている市町村だとしています。
進行性の神経難病がある当事者。近くに借りた墓へ、父母の遺骨を移す準備をした(個人ブログ・アメブロ)
改葬許可証を取るのはかなりややこしいと聞いていたが 、元の墓地の管理者と自治体が親切で、必要書類は最小限、郵送で手続きが出来て、郵便が素早く届くなら2週間程度で改葬許可証がもらえるらしい。
電動車椅子で15分ほどの墓地に、新しく区画を選んだ人です。元の墓は叔父に任せ、父母の遺骨だけを近くへ移すと決めました。東大阪市内の墓も、改葬許可の申請を郵送で受け付けています。
出典: 終活 ~墓じまい~ その3(神経難病 - 奮戦の記・アメブロ)(台帳: V0098)
東大阪市内の墓なら、申請先は斎場管理課です。市の案内から、申請に要ることを表にしました。
| 項目 | 東大阪市の案内 |
|---|---|
| 受け付ける遺骨 | 東大阪市内に納骨されている遺骨です。市の外の墓は、その墓のある市町村に申請します。 |
| 窓口 | 健康部斎場管理室の斎場管理課で、本庁舎8階にあります。電話は06(4309)3192、ファクスは06(4309)3815です。 |
| 手数料 | 無料です。 |
| 出し方 | 本庁舎8階の窓口か、郵送です。 |
| 書類 | 改葬許可申請書(PDF・ワード形式と記入見本あり)と、墓地・納骨堂の管理者の証明書です。 |
| 管理者の証明 | 申請書に記入してもらえば、証明書の添付は要りません。 |
| 許可証 | 受付後1週間以内に、申請者の住所へ送られます。 |
窓口に行けなくても、郵送で申請でき、手数料もかかりません。書類の全体は、墓じまいに必要な書類の記事にまとめました。
墓が東大阪市の外なら、その墓のある市町村に申請します。大阪市の墓は大阪市の墓じまいの記事に、八尾市の墓は八尾市の墓じまいの記事にまとめました。堺市と豊中市の墓は、堺市の墓じまいの記事と豊中市の墓じまいの記事で整理しています。
役所の手続きは、墓じまいで手間取りやすい所です。鎌倉新書が2026年1月、「いいお墓」で資料請求や霊園見学をし、墓じまいを検討・実施した人に聞いた調査があります。有効回答は733件です。大変だったことは「遺骨の引っ越し(改葬)先選び」が38.8%、次いで「役所の手続き」が32.3%でした。
東大阪市が許可した改葬は、2022年度が135件、2023年度が156件、2024年度が173件でした。厚生労働省の衛生行政報告例の数字です。
改葬という言葉の意味は、墓じまいと改葬の違いの記事で説明しています。
市営墓地の墓は、墓地返還書と改葬許可を斎場管理課へ
東大阪市の市営墓地で区画を返すときは、斎場管理課に墓地返還書を出します。区画の遺骨を別の墓地へ移すなら、改葬許可証も要ります。
熊本の市の霊園にある実家の墓をしまうため、住職や霊園の事務所に段取りを聞いた女性(個人ブログ・アメブロ)
檀家になっているお寺ではなく
熊本の市の霊園なので
墓じまいする事において
お寺に引き留められることなど
面倒な事はありませんでした
お墓を管理している事務所に電話すると
とても丁寧に教えてくださって
ぼんやりとしていた墓じまいが
現実的になりました
2024年10月末に熊本へ出向き、住職に段取りを聞いたのが始まりです。役所に出す書類は、改葬許可申請届と墓地使用廃止届の2つでした。東大阪市でも、返還と改葬許可の書類を斎場管理課に出します。
出典: 墓じまい①(♪マミの気ままなブログ♪・アメブロ)(台帳: V0034)
東大阪市の案内から、市営墓地の区画を返すときの手続きをまとめました。
| 手続き | 東大阪市の案内 |
|---|---|
| 墓地返還書 | 斎場管理課に出します。様式はPDFとワード形式で用意されています。 |
| 改葬許可 | 区画の遺骨を別の墓地などへ移すなら、改葬許可証が要ります。 |
| 墓石などの撤去 | 自分の負担で更地に戻します(原状回復)。 |
使用者が亡くなっているときは、墓じまいをする人へ使用権を移す必要があります。使用権を受けられるのは、使用者と相続関係にある人に限られます。墓地返還書に、次の書類を添えます。
| 添える書類 | 東大阪市の案内 |
|---|---|
| 使用者の死亡が分かるもの | 戸籍謄抄本、死亡診断書の写し、死亡届受理証明書などです。 |
| 相続関係が分かるもの | 使用者と墓じまいをする人の相続関係が分かる、戸籍謄抄本などです。 |
| 返還同意書 | ほかに相続人がいる場合だけ出します。相続人全員の同意が要ります。 |
戸籍謄抄本は、本籍地の証明発行の窓口に問い合わせて取ります。国民生活センターの月刊誌『国民生活』の特集によると、改葬許可を申請できるのは墓地の使用者が原則です。使用者以外が申請するときは、使用者等の承諾書を添えると規則にあります。
移し先の選び方は墓じまいの遺骨の行き先の記事に、合葬の墓の考え方は永代供養の記事にまとめました。
寺の墓や地域の墓地は、まず管理者が誰かを確かめる
改葬許可の申請には、埋葬の事実を証明する、墓地の管理者の証明書が要ります。寺の墓や地域の墓地では、誰に頼むかから確かめます。
大阪・門真にある先祖代々の墓のことで、弟と相談を続けている本家筋の長男(個人ブログ・note)
Q.管理人て何者?
果たして ・お墓が建ってる裏のお寺の仏教関係者なのか
・宗教法人?なのか
・町内会の持ち回り組長レベル的な役割なのか
A. 単にお墓をそこに建てる人たちの間で持ち回りで管理人代表をやってるだけでした。
毎年お盆前の掃除に出ない人は2,000円、という請求が、今年は急にこの家に届きました。名義は誰か、祖父の弟は存命かを、弟と順に確かめています。東大阪市の申請でも、管理者の証明が要ります。
出典: (雑記170日目) 続・墓じまい(note)(台帳: V0109)
東大阪市の墓地は、経営する主体がさまざまです。2024年度末の統計で、市内の墓地95区域のうち「その他」が48、宗教法人が35でした。地方公共団体と個人が6ずつで、公益法人は0です。数えているのは墓地の区域で、墓の数ではありません。
『国民生活』の特集は、共同墓地や集落墓地では、埋蔵証明書を出す管理者がいないことが考えられると述べています。寺の墓でも、寺から出してもらえないことがあるとしています。
そのときは「市町村長が必要と認めるこれに準ずる書面」で代えられます。何が認められるかは市町村で違うので、改葬許可の窓口に事前に相談します。東大阪市なら斎場管理課です。
総務省は2023年の報告書で、実地調査をした88市町村に、管理者が分からない公営以外の墓地からの改葬の扱いを確かめています。代わりの書面を求めるのが47.7%、申請書の記載で許可するのが19.3%でした。不許可は8.0%、対応が未定は25.0%です。
寺の墓なら、証明は寺に頼み、墓石を処分する前の法要も住職に相談します。日蓮宗のQ&Aは、改葬で墓石を処分するときは必ず「御霊抜き」の法要を営むと答えています。包むお金の考え方は、墓じまいのお布施の記事にまとめました。
東大阪市で墓じまいを進める順番と相手
ここまでの手続きを、順番に並べます。4・5・7の手続きは、東大阪市の案内によります。1・2の段は、石材店への調査などをもとにした、この記事のすすめです。
見積もりを最初に置くのは、見積もりの物差しが店ごとに違うからです。日本石材産業協会が石材店に積算の単位を聞いた2023年度の調査では、184件の回答が面積・体積・重さ・一式・墓の数・人件費に分かれました。工事を頼む前に、複数の石材店から見積もりを取り、額と内訳を比べてください。頼み先の選び方は墓じまい業者の記事に、費用の目安は墓じまい費用の記事にまとめました。
親族との相談も先に済ませます。『国民生活』の特集は、墓じまいの前に、なるべく多くの親族と相談するよう勧めています。改葬の手続きが済んだ墓は、いわゆる「抜魂式」を行ってから墓石を撤去します。墓から霊を抜く儀礼は、宗派によって呼び名がいろいろです。
残った墓石の撤去は、使用者の義務とされています。改葬許可証は移し先の管理者に出し、受け取られてから遺骨を納めます。聞く相手を、用件ごとにまとめました。
| 用件 | 聞く相手 |
|---|---|
| 改葬許可の申請書と書き方 | 斎場管理課です。申請書は記入見本とともに、市の案内に載っています。 |
| 市営墓地の返還・使用権の移転 | 斎場管理課です。 |
| 戸籍謄抄本 | 本籍地の証明発行の窓口です。 |
| 埋葬の事実の証明 | 今の墓地・納骨堂の管理者です。取れなければ、改葬許可の窓口に相談します。 |
| 墓が東大阪市の外にある | その墓のある市町村です。 |
| 墓石の撤去の工事 | 複数の石材店に見積もりを頼みます。見積もりの単位は店によって違います。 |
費用の助けになる制度の調べ方は、墓じまいの補助金の記事にまとめました。
墓が大阪府内のほかの市町村にあるときの聞く先と、大阪府の助成のことは、大阪府の墓じまい補助金の記事にまとめました。
まとめ
東大阪市内の墓の改葬許可は、本庁舎8階の斎場管理課に申請します。手数料は無料で、郵送でも出せます。墓が市の外なら、その墓のある市町村に申請します。
市営墓地の墓は、墓地返還書を出し、自分の負担で更地に戻します。寺の墓や地域の墓地は管理者の証明から始め、取れなければ斎場管理課に相談します。工事の見積もりは、複数の石材店から取って比べてください。見積もりの単位は店によって違います。
墓じまいの手続きと当日を書いた2人の口コミ
最後に、手続きの途中と墓じまいの当日を書いた2人の記録から、一節ずつ紹介します。
義父の遺骨を迎えに帰省する前に、改葬許可証の手続きを進めようとしている嫁(個人ブログ・アメブロ)
これまた平日にしか電話出来ないからなかなか進まない。また折り返し電話のすれ違いになるのかな
出典: 遺骨を取りに帰省するそうです(アメブロ)(台帳: V0091)
父方の祖父の四十九日に、山口の地域の墓地にある墓をしまった孫(個人ブログ・note)
そうやって色々とお坊さんをお寺から墓まで来て貰うなかで話をしながら墓に来てからは、以外と時間は掛かりませんでした。御供養の経をあげて、墓石を動かして中の骨壷を取り出し、それを永代供養先に納める骨壷に入れれば終わりだったからです。
出典: 墓仕舞いをした話(note)(台帳: V0039)
