まず結論から
- 倉敷市内の墓から遺骨を移すなら、改葬許可は本庁の環境衛生課か、児島・玉島・水島・茶屋町・船穂・真備の6支所に申請します。庄支所では受け付けていません。
- 申請先は、住んでいる市ではなく、今遺骨がある市区町村です。倉敷市に住んでいても、墓が市の外にあれば、その市町村に出します。
- 必ず出す書類は、改葬許可申請書と受入証明書の2つです。申請書には、今の墓地の管理者に記入と押印をしてもらいます。
- 倉敷市内の墓地917区域のうち、個人の経営が676、宗教法人が197です。管理者が分からない墓は、申請の前に環境衛生課に相談します。
- 墓石の撤去は、墓を使う人の務めです。見積もりの単位は店で違うので、複数の石材店の額と内訳を比べます。
申請はどこへ?倉敷市内の墓なら環境衛生課と6支所
墓の遺骨を別の墓地や納骨堂に移すことを、改葬といいます。改葬には、今遺骨が納められている市区町村の許可が要ります。法律で許可を出すのは、遺骨が今ある地の市町村長です。
亡くなって最初に墓へ納めるときの火葬許可証とは、別の手続きです。改葬という言葉の範囲は改葬の記事にまとめました。
倉敷市の改葬のページ(2025年2月7日更新)は、書類の出し先を次の7か所としています。庄支所では申請を受け付けていません。
| 窓口 | 担当 | 電話 |
|---|---|---|
| 本庁 | 環境衛生課 | 086-426-3361 |
| 児島支所 | 市民課環境衛生係 | 086-473-4546 |
| 玉島支所 | 市民課環境衛生係 | 086-522-8120 |
| 水島支所 | 市民課環境衛生係 | 086-446-1915 |
| 茶屋町支所 | 市民課 | 086-428-0001 |
| 船穂支所 | 市民税務係 | 086-552-5100 |
| 真備支所 | 市民課環境係 | 086-698-1114 |
| 庄支所 | 申請を受け付けていない | |
兵庫県姫路市に住んだまま、広島県尾道市の墓2基をしまった人(アメブロ)
日取りは 遠方から 全てお任せという、依頼ですから お寺と石やさんの都合に合わせて行っていただくことになっています。
以上の流れと費用で、私は姫路に居ながらにして墓じまい 永代納骨をお任せです。
遺骨を合同塚へ移した記録です。役所への届出は石材店に代行を頼み、用紙には本人が分かる範囲で記入する形です。倉敷市の改葬のページは、郵送や代理での申請に触れていません。
出典: 墓じまいの流れと費用(musucariさんの 日々是リハビリ)(台帳: V0097)
遠くから進めるなら、窓口に出向く前に確かめたいことが3つあります。どれも倉敷市の改葬のページには書かれていません。
| 確かめること | 倉敷市の案内 |
|---|---|
| 改葬許可の手数料 | 案内のページに記載なし → 環境衛生課で確かめる |
| 郵送での申請 | 案内のページに記載なし → 環境衛生課で確かめる |
| 許可証が出るまでの日数 | 案内のページに記載なし → 環境衛生課で確かめる |
倉敷市の改葬の件数は、2022年度が358件、2023年度が384件、2024年度が382件でした。
申請書には今の墓地の管理者が記入と押印。寺の墓なら住職に頼む
倉敷市の案内が挙げる書類は、次の3つです。様式は市のページにあり、どれもA4の縦で片面に印刷します。
| 書類 | 倉敷市の案内 |
|---|---|
| 改葬許可申請書 | 火葬なら火葬した日と火葬場、土葬なら埋葬した日と場所を書く。今の墓地の管理者の記入と押印が要る。一体用と複数体用がある |
| 受入証明書 | 移し先の墓地の管理者の記入と押印が要る。要る事項が書かれていれば別の様式でもよいが、必ず事前に相談する |
| 改葬についての承諾書 | 申請者と、移し先の墓地の管理者または契約者等が違うときだけ要る |
遺骨が5体分以上なら、申請書と承諾書には別紙も使います。墓地の地番が分からないときは、地図などが要る場合があるので、前もって相談します。
倉敷市内の墓地のうち、宗教法人が経営するものは197区域です。寺の墓なら、申請書の記入と押印は、墓地の管理者である寺に頼むことになります。
父の三回忌を前に、父方の墓じまいを始めた子(アメブロ)
墓じまいをしたいが
誰の骨が納められているか
見当がつかないと相談。
だが、この寺では境内に
墓の土地は提供したが
葬儀を担当しておらず
納骨も立ち会っていない。
管理料も徴収しないので
一切わからない、とのこと。
佐賀県鳥栖市にある父方の墓で、菩提寺と墓のある寺が別でした。このあと市役所で書類をもらい、菩提寺には台帳を調べてもらっています。倉敷市の申請書も、今の墓地の管理者の記入と押印が要ります。
出典: 墓じまい①(モダンと暮らす、カカと生きる)(台帳: V0029)
倉敷市は、申請書そのものに管理者が記入と押印をする形です。同じ岡山県の岡山市は、今の墓の埋蔵(葬)証明書を別の書類として添えます。書類の形は市によって違います。岡山市の手続きは岡山市の記事にまとめました。
国の規則は、墓地の管理者が作った、埋葬や埋蔵の事実を証する書面を添えるよう定めています。これが難しい特別の事情があれば、市町村長が認める、これに準ずる書面で代えられます。
全日本墓園協会の横田睦氏は、寺の境内の墓でも、寺から証明を出してもらえないことがあり得ると述べています。何が認められるかは市町村で違うので、改葬許可証を出す窓口に前もって相談するよう勧めています。
墓石を処分するときの法要について、日蓮宗の公式Q&Aは、必ず「御霊抜き」の法要を営むと答えています。法要のことは、菩提寺の住職に相談するとよいとしています。お布施の額はお布施の記事に、書類の全体は墓じまいの書類の記事にあります。
個人や地域の墓は、まず管理者を確かめる
倉敷市内でいちばん多いのは、個人が経営する墓地で、676区域あります。地方公共団体の経営は44区域です。区域の数で、墓の数ではありません。
岡山県全体でも、墓地108,435区域のうち99,003区域が個人の経営です。厚生労働科学研究の報告書によると、集落の墓地には、区画ごとに分筆されて個人墓地の集合体のようになっているものもあります。
大阪・門真にある先祖代々の墓のことを、弟と相談している本家筋の長男(note)
Q.管理人て何者?
果たして ・お墓が建ってる裏のお寺の仏教関係者なのか
・宗教法人?なのか
・町内会の持ち回り組長レベル的な役割なのか
A. 単にお墓をそこに建てる人たちの間で持ち回りで管理人代表をやってるだけでした。
墓の掃除に出ない人の分担金の請求が、今年は急にこの家に届きました。墓の名義や祖父の弟の消息を、弟と一つずつ確かめています。何が管理者の証明に代わる書面になるかは、市町村で違います。
出典: (雑記170日目) 続・墓じまい(note)(台帳: V0109)
横田睦氏は、個人墓地や共同・集落墓地では、埋蔵証明書を出す管理者がいないことが考えられると述べています。
八王子市の案内は、共同墓地から改葬するとき、まず管理者がいるかを保健所や地域の自治会などに確かめるよう求めています。管理者に無断で改葬すると、トラブルになる場合があるとも書いています。
岡山県の案内では、市の区域で墓地を経営するときの許可は、各市長が出します。倉敷市の担当は、改葬と同じ環境政策部 環境衛生課です。個人や地域の墓で迷ったら、申請の前に環境衛生課へ相談してください。
倉敷市で墓じまいを進める順番
ここまでの手続きを、順番に並べます。3〜5の段は倉敷市の案内によります。最初の見積もりは、この記事のすすめです。
見積もりを最初に置くのは、石材店によって見積もりの物差しが違うからです。日本石材産業協会が石材店に聞いた2023年度の調査では、積算の単位の答え184件が、面積・体積・重さ・一式などに分かれました。工事を頼む前に、複数の石材店から見積もりを取り、額と内訳を比べてください。
横田睦氏は、墓じまいに臨む前に、なるべく多くの親族と相談するよう勧めています。墓石の撤去は「現状回復義務」として、墓を使う人の務めとされています。
改葬許可証は、移し先の墓地の管理者に出します。墓地の管理者は、改葬許可証を受け取ったあとでなければ、遺骨を納めさせてはならない決まりです。
迷ったときの問い合わせ先
聞きたいことによって、問い合わせる先が分かれます。
| 聞きたいこと | 問い合わせる先 |
|---|---|
| 改葬の書類と申請 | 本庁の環境衛生課か6支所 |
| 管理者や地番が分からない墓 | 申請の前に環境衛生課 |
| 市内の墓地の経営の許可 | 環境衛生課 |
| 市営の墓地を返す手続き | 改葬のページに記載なし → 環境衛生課で確かめる |
| 申請書の記入と押印 | 今の墓地の管理者。寺の墓なら寺 |
| 受入証明書 | 移し先の墓地の管理者 |
| 閉眼供養の法要 | 菩提寺の住職 |
| 撤去工事 | 複数の石材店に見積もりを頼む |
| 費用の目安と助成のしくみ | 墓じまい費用の記事と墓じまい補助金の記事 |
墓が岡山県内のほかの市町村にあるときの聞く先と、岡山県の助成のことは、岡山県の墓じまい補助金の記事にまとめました。
まとめ
倉敷市内の墓の改葬許可は、本庁の環境衛生課か6支所に申請します。庄支所では受け付けていません。手数料と郵送での申請は、環境衛生課で確かめます。
必ず出す書類は、改葬許可申請書と受入証明書です。申請書には、今の墓地の管理者に記入と押印をしてもらいます。管理者が分からない墓は、申請の前に環境衛生課へ相談します。撤去は、見積もりの単位が店で違うので、複数の石材店を比べて頼みます。
