まず結論から
- 川口市内のお墓の改葬許可は、鳩ヶ谷庁舎4階の保健総務課 庶務係に出し、手数料は無料です。郵送でも出せます。
- お墓が川口市の外にあるなら、川口市役所では手続きできません。お墓のある市区町村の役所に申請します。
- 寺のお墓は、申請書の管理者の欄を住職に書いてもらいます。川口市民の調査では、持っているお墓の56.9%が寺院の墓地でした。
- 安行霊園のお墓は、同じ保健総務課に使用の取りやめを届け出ます。基礎石だけを残した状態に戻して返します。
- 移し先が決まっていないと、改葬の手続きは原則できません。撤去工事は複数の石材店に見積もりを頼み、額と内訳を比べます。見積もりの単位は店によって違います。
改葬許可はどこに出す?鳩ヶ谷庁舎の保健総務課へ・郵送も可
お墓の遺骨を別の墓や納骨堂へ移すことを、改葬といいます。改葬には、市区町村長が出す改葬許可証が要ります。
申請先は、いま遺骨があるお墓の市区町村の役所です。川口市の窓口は、本庁舎ではなく鳩ヶ谷庁舎4階の保健総務課です。
進行性の神経難病の本人が、父母の遺骨を近くの新しい墓へ移す記録(アメブロ)
改葬許可証を取るのはかなりややこしいと聞いていたが、元の墓地の管理者と自治体が親切で、必要書類は最小限、郵送で手続きが出来て、郵便が素早く届くなら2週間程度で改葬許可証がもらえるらしい。
本人は電動車椅子で15分ほどの墓地に、新しい一般墓を求めました。父母の遺骨は、今のお墓がある自治体から許可を取って移す段取りです。川口市も、郵送での申請を受け付けています。
出典: 終活 ~墓じまい~ その3(アメブロ)(台帳: V0098)
川口市の案内による、改葬許可の出し方です。
| 項目 | 川口市の場合 |
|---|---|
| 窓口 | 保健総務課 庶務係(川口市三ツ和1-14-3・鳩ヶ谷庁舎4階)。受付は平日の9時〜16時30分 |
| 郵送 | 申請書に本人確認書類の写しと、切手を貼った返信用封筒を添えて送る。送り先は〒332-8601 川口市青木2-1-1 |
| 申請書 | 市のページから印刷できる。郵送で取り寄せるときは、遺骨の数を書いたメモと返信用封筒を送る |
| 添える書類 | 本人確認書類と、移し先の契約書か使用許可証の写し。契約の途中ならパンフレットなど。代理人なら委任状 |
| 手数料 | かからない。郵送なら封筒と切手代が要る |
| 許可証 | 遺骨1名分につき1枚。窓口では、不備が無ければその場で出る |
| 申請する人 | 移し先の墓地の使用者。今の墓の使用者と違うなら、その人の承諾が要る |
遺骨が何人分もあるときは、全員分の申請が要ります。5名まで書ける複数改葬用の様式があります。郵送で出す前には、電話で確かめるよう市は勧めています。
川口市の改葬は、2024年度に393件でした(厚生労働省の衛生行政報告例)。
川口市に住む人のお墓が、みな市内にあるわけではありません。市は2019年10月、40歳以上の市民3,000人に郵送で調査し、1,131人が答えました。
お墓を持つ人に場所を聞くと、川口市内は43.5%でした。東京都などの近隣の都県が25.0%、そのほかの県が12.3%です。
市外のお墓なら、申請先はその墓のある市区町村です。隣のさいたま市の窓口は、さいたま市の墓じまいの記事にまとめました。申請書と管理者の証明の中身は、墓じまいの書類の記事にあります。
改葬という手続きそのものは、墓じまいと改葬の違いの記事で説明しています。
寺や民営霊園のお墓は、管理者の記入と閉眼供養から
川口市民の多くは、寺か民営の霊園にお墓を持っています。同じ調査で、お墓の種類を聞いた答えです。
国の統計でも、川口市の墓地242か所のうち129か所が宗教法人の墓地です。地方公共団体の墓地は1か所です(2024年度末・墓地の区域の数)。
改葬許可申請書の管理者の欄は、いま遺骨があるお墓の管理者に書いてもらいます。墓地の管理者は、寺院・霊園・自治体などです。
母の代わりに、菩提寺で墓じまいを申し出た60代の娘(note)
そして、こちらから改装許可申請書の 現在のお骨を保管している場所として住職様から 押印を頂いた。
緊張で頭がぐるぐるしていた。
もし、この書類書き間違えがあったらまた住職から印鑑をもらわなくてはいけなくなっちゃう。
夫を伴って菩提寺を訪ね、離檀を申し出た日の記録です。住職からは離檀書が出され、閉眼供養のお布施の話もありました。川口市の申請書も、管理者の欄は今の墓の管理者が書きます。
出典: 菩提寺でついに「離檀」。墓じまいの費用と本音、全部書く(note)(台帳: V0067)
墓石を処分する前には、閉眼供養(御霊抜き)の法要を営みます。日蓮宗の公式Q&Aは、改葬のときは必ず営むと答えています。
法要のことは、菩提寺の住職に相談するよう勧めています。お布施の目安は墓じまいのお布施の記事に、同じ寺の永代供養墓へ移す流れは永代供養の記事にまとめました。
寺が改葬を承諾せず、埋葬の証明を出してもらえないこともあります。東京都消費生活総合センターは、経緯をまとめて区市町村の窓口に相談するよう勧めています。
証明の代わりに認められる書面は、市町村ごとに判断が違います。全日本墓園協会の横田睦氏は、改葬許可の窓口に事前に相談するよう勧めています。
安行霊園のお墓を返すときは、同じ保健総務課に届け出る
安行霊園は、川口市大字安行吉岡にある市営の霊園です。墓地は284区画で、いまは墓地の公募をしていません。
手続きの窓口は、改葬許可と同じ保健総務課です。安行霊園から遺骨を移すときは、改葬の手続きのほかに、霊園の取りやめの手続きが要ります。
祖父名義のお墓を継ぎ、市役所とやりとりしながら墓じまいをした孫(note)
実際起きたのが、見積もりを取る際に墓の位置を詳細図から現地確認をしてもらう必要があり、そのために自治体に申請するのに、祖父名義だと業者さんから詳細図が取れないということで、自分で自治体に連絡して詳細図を取り寄せて、それを業者さんにメールするといったことで結構面倒くさいと思い、墓じまいを実行するのに変更していないとより面倒くさいと思い、変更の申請をかけました。
祖母が名義人になっていなかったので、祖父との直系だよと証明のために戸籍の取得が必要になりました。
遠方に住む本人が、2基のお墓をしまった記録です。名義は亡くなった祖父のままでした。安行霊園でも、使用者が亡くなったときは承継の手続きをします。
出典: 墓じまいをしてみた(完結)(note)(台帳: V0125)
安行霊園の案内による、保健総務課でする手続きです。
| 手続き | 要るもの・すること |
|---|---|
| 名義を継ぐ(承継) | 新しい使用者の住民票、前の使用者の死亡と関係が分かる戸籍謄本、前の使用許可書。祭祀財産を継ぐ人が複数なら承諾書 |
| 使用の取りやめ | 霊園の使用許可書か承継許可書と、新しい墓地の名称や所在地が分かるもの(契約書やパンフレットなど) |
| 本人以外が手続き | 上の書類のほかに委任状 |
| 墓石の工事 | 事前に墓石等工事着工届を出す。基礎石の撤去・加工はしない |
| 返すときの状態 | 原状回復=基礎石のみを残した状態 |
| 改葬許可 | 取りやめとは別に申請する |
住民票は、世帯全員・本籍地・続柄の載ったものを用意します。返すときは、区画を囲む基礎石だけを残した状態に戻します。
市の霊園条例と施行規則(基本方針の資料編に載った版)は、取りやめを届けた日から30日までに遺骨を引き取ると定めています。そのあと遅滞なく元の状態に戻します。
安行霊園の納骨堂を使えるのは、一度も墓地などに納めていない遺骨を自宅に置いている市民です。霊園には、令和9年度(2027年度)に合葬式墓地ができる予定です。
使用料や合葬式墓地のお金の話は、川口市の墓じまい補助金の記事にまとめました。遺骨の行き先の選び方は、墓じまいの遺骨の行き先の記事にあります。
川口市で墓じまいを進める順番
川口市の案内は、手続きの前に移し先を決めるよう求めています。申請書に移し先の名称と所在地を書くためです。
日本石材産業協会が2023年度に石材店に聞いた調査では、見積もりを積算する単位が分かれました。面積・体積・重さ・一式・お墓の数・人件費です。
同じ工事でも、店によって見積もりの組み立て方が違います。最初に複数の石材店から見積もりを取り、額と内訳を比べます。
決める前には、親族と話し合います。全日本墓園協会の横田睦氏は、墓じまいの前になるべく多くの親族と相談するよう勧めています。
改葬許可証は、遺骨を引き取ったあと、移し先の墓地に出して遺骨を納めます。頼み先の選び方は墓じまい業者の記事に、費用の目安は墓じまい費用の記事にあります。
墓が埼玉県内のほかの市町村にあるときの聞く先と、埼玉県の助成のことは、埼玉県の墓じまい補助金の記事にまとめました。
まとめ
川口市内のお墓の改葬許可は、鳩ヶ谷庁舎4階の保健総務課に出します。手数料は無料で、郵送でも出せます。お墓が市外なら、その墓のある市区町村に申請します。
寺や民営霊園のお墓は、申請書の管理者の欄を管理者に書いてもらいます。安行霊園のお墓は、同じ課に取りやめを届け、基礎石だけを残して返します。撤去工事は、複数の石材店の見積もりを比べて頼みます。見積もりの単位は店によって違います。
